「寒ざらし」という夏に食べるスイーツをご存知でしょうか。
長崎の伝統的な郷土料理(菓子)で、小さな白玉団子を冷やし、特製の蜜をかけて食べます。
たまたま白玉団子を作った日にテレビで見て、次回はこれにしよう!と決めたのでした。
実際に作ってみて、白玉団子より幼児向きかもと思ったので、今回ブログにてご紹介いたします。
我が家の食育
「食育」というとカッチリした印象かもしれませんが、楽しく親子でお菓子作りをするというのが現時点での我が家の食育です。
自分で作る、自分でできる、そういう感覚や達成感を子どもに体験させてあげられるし、目の前のこの食べ物が何で作られているかを理解してもらうこともできます。
ゆくゆくは料理に繋げていって、いわゆる「台所育児」をしたいなという思いもありますが、まずは短時間でできる&材料が少ない&包丁を使わないというお菓子作りから始めています。
また、お互いに余裕のある時しかしませんが、私の料理中に食材(野菜など)を触らせてあげたりすることもあります。
絵本などに出てくる野菜は切る前の状態なので、食卓に並ぶ切られた野菜よりも愛でている気がします。
幼児あるあるかもしれませんが、ここでしっかり触らせてあれこれ説明しておくと、食事の時にいつもよりちゃんと食べたりするんですよね。
本当、食育というほどのことでもないのですが、こういうのが大事なんだろうなって実感しています。
寒ざらしの作り方
さっそく本題!寒ざらしの作り方をみていきます。
と、その前に…
白玉団子と寒ざらしの違い
寒ざらしの説明のところでも書いてますが、寒ざらしは要するに白玉を冷やしてシロップをかけて食べるということなのですが、この白玉に大きな違いがあります。
そもそも白玉は2歳児にとっては窒息の危険もある食べ物。
先日作った時は、小さく切り分けて食べさせました。
寒ざらしはいわゆる白玉団子よりもずっと小さいのです。
切り分ける必要もないので(もちろん白玉にかわりはないので危険はあります。食べさせる時はご注意ください)、白玉団子よりも幼児向きかなと思いました。
白玉団子はタネを手にとって丸めるかと思いますが、寒ざらしの白玉は一度タネを細長く棒状に伸ばします(この作業も幼児には楽しいですね)。
そして、その棒状のタネをスケッパーで小さく切り分け、切ったタネを手のひらで転がして丸めます。
サイズが安定するし、小さいと幼児でも丸めやすいため、白玉団子より作りやすいというのも寒ざらしのオススメポイントです。
食べる時も、寒ざらしはシロップに浸して食べるので、白玉同士がベタベタとくっつくこともなく口の中にたくさん入りすぎずに食べられると思います。
レシピ
テレビで見たレシピを、我が家向けにアレンジして作りました。
<おやつに親子3人食べきり量>
●白玉
- 白玉粉 50g
- 豆腐 50g
●シロップ
- 水150ml
- きび砂糖 大さじ2
- はちみつ ひと回し
- ラム酒(大人用) お好み
<白玉を作る>
- 白玉粉と豆腐をボールの中で混ぜてタネを作る
- タネを4等分くらいにして、1つずつ棒状に伸ばす
- 棒状のタネをスケッパーで細かく切る
- 小さなタネを一つずつ丸める
- 沸騰した鍋にタネを入れる
- 浮いてきたら掬って氷水で冷やす
<シロップを作る>
- 鍋に水ときび砂糖を入れて火にかけ溶かす
- 砂糖が完全に溶けたら火を止め、はちみつをひとまわしかける
- 子ども用に使う分だけとりわけ、残ったお鍋にラム酒を少し入れる(大人用)
- どちらのシロップも氷水に当てて冷やす
<食べ方>
- 器に白玉を盛り、シロップを別添えにして出す
- お好みでシロップをかけて食べる
おまけ:シロップの楽しみ方
余ったシロップは炭酸水で割るとまた美味しいです。
あぽろんにも特別に少しだけ炭酸水で割ってあげたら、炭酸に衝撃を受けつつ喜んでいました。
暑い夏の日に冷たい寒ざらし、いかがでしょうか。
それではまた!