GWが明け、フルタイムの保育園生活、初めの1週間が終わりました。
そう。あぽろんは慣らし保育の時は数日泣いていましたが、この1週間、毎朝ママが送りましたが一度も泣きませんでした。
それでも、自転車が保育園について降ろそうとするときの一瞬の顔の曇りや、先生に引き渡すときの不安そうな顔は、出勤前のママの精神を削りました。
一方、パパが迎えに行くと満面の笑みで抱きついてきて、それはそれは愛しいひと時を過ごせるそうです(羨ましい)。
ここだけ見ると、朝は泣かないし帰りも楽しそうだし、何も問題がないようですが、ここから地獄が始まるのです…
ストレスMAXの大荒れイヤイヤ期到来
あぽろんの様子
保育園ではいい子ちゃんにしているらしく(おそらくまだ本当の自分を出せるほど心を許していないのだと思います)、その反動か、家に帰ってきた瞬間からイヤイヤがものすごく激しいのです。
玄関のドアを開ける前まではご機嫌だったのに、家に入ったら靴を脱がない。
脱がそうとすると怒る。
脱いだと思ったらまた履く。
外出用のシールブックを取り出し(ベビーカーに入れてある)、シール遊びを始める。
無理やり玄関から引き上げたらギャン泣きで暴れまわります…。
これはほんの一例で、お風呂入る入らない、服を脱ぐ脱がない、お風呂出る出ない、服を着る着ない、ご飯食べる食べない…等、寝るまでありとあらゆるイヤイヤを繰り出してきます。
ようやく寝たと思ったら、ママママと泣いて起きたり。
慣らし保育中からですが、毎晩明け方に夜泣きもありました。
そして、朝起きた時から機嫌がめちゃくちゃ悪い…。
機嫌が悪い中での着替え等の準備も重労働で、朝からお互いぐったりしていました。
ママの様子
仕事が終わった瞬間から夕飯作りを始め、パパとあぽろんがお風呂に入っている間に仕上げるというプランを思い描いていました。
事前に夫と家事分担について軽く話し合った際に、平日の夕飯は引き受けることに決めたのです。
これが最も効率的だと思っていたし、以前想定していたスケジュール通りに寝かしつけるには、帰宅後からは時間との戦いなので一瞬も気が抜けませんでした。
そんな中のイヤイヤ。
もう、本当にどうしようもないくらいにいっぱいいっぱいになってしまって、ものすごくイライラしてしまいました。
あぽろんに怒ってしまったことや、こんなに接する時間が短いのに、唯一触れ合える時間をイライラして過ごしてしまう事実に胸が張り裂けそうでした。
我が家の対処法
このままではいけないと思い、作戦をガラっと変えることにしました。
自分の作ったスケジュールや役割分担に縛られていたせいでイライラしていることに気づいたので、一旦それを取っ払いました。
そして、ひたすらママがあぽろんのイヤイヤに付き合うことに決めました。
あぽろんが帰宅してからイヤイヤが激しいのは、ママが家にいるのに相手をしてくれないから。
おそらく、保育園でたくさん我慢をしているでしょう。
先生ではなくママと遊びたい→けどいないから我慢
今はお散歩の気分ではない→けど行かないといけないから我慢
先生に1対1で絵本を読んでもらいたい→けど独り占めはできないから我慢
だからこそ、家では存分にわがままを言って甘やかして欲しいのではないかと思いました。
ということで、あぽろんが帰宅したらその時点で夕飯が完成していなくてもパパにバトンタッチし、そこからはひたすらママがあぽろんの相手をしました。
玄関で遊びたいだけ遊びに付き合うし、お風呂も付き合うし、パジャマを自分で着たいという気持ちを尊重して、肌着を頑なに着ないのを諦めたりもしました。
ほんのちょっとしたことでスイッチが入ってイヤイヤ言うのですが、ひたすら同調してあぽろんのやりたい気持ちを貫かせてあげました。
すると…
「おやすみ」とママが退室した後も泣くことなくすぐにセルフねんねできたし、
明け方の夜泣きもなくなったし、
朝からご機嫌で、先に起きても泣かずに待っていてくれたりするほどで。
おそらく、満足してくれたのかなと思います。
ただし、時間はものすごくかかるので夜は寝るのが遅くなったし(でも朝眠そうではないので何とかなっています)、ママはイライラしなくなったものの精神的疲労はかなりありました。
再びの作戦会議でママもケアする道を模索
2年ぶりの花金で得たのは解放感ではなく絶望感
2年ぶりの5連勤からの週末へと向かう、金曜日の仕事終わり。
さぞや解放感に溢れるのかと思っていましたがそんなことはなく、むしろ復職したことの後悔に苛まれていました。
仕事が始まったという環境変化だけではなく、短時間で家事も行わないといけないプレッシャーに押しつぶされそうな中でのイヤイヤ対応。
あぽろんが求めているのはママからの愛なのだから、それを存分に満たしてあげないといけないと思いつめていました。
実際に前項で書いた通り、あぽろんもその対応で満足してくれているので、正解だったとは思います。
が、正直、とてもしんどかったです…。
夜はもう何もする気が起きず、身支度整えて寝るだけでした。
あぽろんも辛い思いをして、私も毎日辛くて、仕事復帰は本当に正解だったのだろうか。
仕事自体は復帰前に想定していた内容よりもずっと魅力的で、頑張りたいと思わされるものではありましたが、私の状況ではきっと十分には貢献できないだろうという悔しさもありました。
少し前までは、あぽろんと過ごす日々があんなに楽しかったのに、今は私に楽しめる心の余裕が全くなくなっていました。
そして迎えた金曜日の夜、あまりにぐったりしている私を見て心配してくれた夫と、もう一度作戦を立て直すことにしたのでした。
もちろん、パパですよね!
私にとっての育児の楽しさとは
夫とあれこれ話していたら、私が今全然育児の時間を楽しめていないことが問題ではないかと思い当たりました。
そもそもとして、私が育児を楽しいと思う瞬間はたくさんありますが、その根本は「あぽろんとの思い出を重ねること」なんだとこの時初めて気づきました。
例えば、育児の楽しみの1つに「あぽろんが成長する」という大きなくくりがあったとしたら、私にとっては、具体的なあぽろんとのエピソード(思い出)が何よりも喜びだったんです。
昨日まではこの遊びにおいて○○だったのに、今日は▲▲ができていた!という思い出が育児の楽しみであり、この2年間の私の喜びでした。
でも、日々のそんなささやかなエピソードは、どんどん記憶から消えていってしまいますよね。
だから私はアプリに記録をつけたり、ブログに書いたりして、その瞬間を忘れないようにしていたのでした。
そして、毎日たくさんの写真や動画を撮り、それを見返すことが家族の楽しみでもありました。
しかし、復帰してからというもの、それまで毎日べったりと過ごしていたあぽろんとの時間がなくなり、スマホにはこの平日の5日間、写真も動画もほとんど撮れていないことに愕然としました。
さらに、お迎えは夫が担当していたので、お迎え時にあぽろんに抱きつかれるのも夫だし、保育園の様子を聞くのも夫だし(多少は共有してくれていましたが、正直不十分で全然保育園の様子が分からないのも不安でした)、保育園帰りにあぽろんと楽しく公園で遊ぶのも夫でした。
私はというと、帰宅してイヤイヤモード炸裂になったあぽろんにしかこの5日間会えていないわけで、あぽろんとの楽しい思い出が全くなかったのです。
お迎え担当をママに変更し、夕飯のクオリティを下げる
ということで、来週からはママがお迎えに行くことになりました。
ネックは夕飯だったのですが、あぽろんや私が新生活に慣れるまではクオリティを下げることで夫と合意しました。
仕事終わりに理想とする食事を用意することのプレッシャーから解放されたのもありがたいし、お迎えに行ってあぽろんと楽しく過ごす時間ができるのは何よりも嬉しいです。
実は、あぽろんが保育園に入ることで、私は極端にあぽろんとの時間が減ったのですが、お迎え担当の夫はなんと1時間以上あぽろんと過ごす時間が増えていたのです。
そのため、夫としても、お迎えをママが行えばあぽろんのママ欲が満たされるのではないかと考えてくれていました。
まだ実践できていないお話ですが、来週試してみたら結果をまたご報告します!
最後に伝えたいこと
仕事復帰前にあれこれスケジュールや役割分担を細かく考えていましたが、始まってみてわかることがたくさんありすぎます。
そんな時、事前に決めていたスケジュールやルールに縛られてイライラしてしまったり苦しむこともあると思います。←自分のことw
あくまでスケジュールやルールは暮らしを円滑に進めるための手段であり、目的ではないことを忘れないようにしたいです。
一番大事にしたいことは、子供の気持ちです。
そして、そのために自分を犠牲にしすぎると破綻するので、自分の気持ちも大事にできるようにしたいと思います。(もちろん夫の気持ちもねー!)
それではまた!
翌週のお話はこちら↓