離乳食を全く食べなかったあぽろんですが、今では大人と同量レベルに食べるように成長しました。
が、その一方で食べ物の好みがはっきりとしてきて、本人が意図して「食べない」と選択するものもできてました。
今日はそのお話を書きます。
好き嫌いの話
一時期はなんでも食べてくれていましたが、今は、
- 葉物野菜
- 初見の食べ物
を警戒する傾向にあります。
私が子供時代にあまり好きではなかったナスや椎茸などは問題なく食べるのですが、とにかく葉っぱ系が嫌なようです。
初見の食べ物はとりあえず拒否…しますが、1口だけ!と頼み込んで食べてもらって、美味しいと判断いただけると、その後パクパク食べてくれます。
気に入らなかった場合はもう食べないのですが、そういう時に「もう1口!」とは言わないようにしています。
食べたくないけどママが1口だけって言うから食べたのに、さらにもう1口だなんて!嘘つき!もう今後は最初の1口だって食べてやるもんか!…と思われたくないからです。
1口食べた上で、おそらく美味しくなかったから食べてくれないんだもんしょうがない、と思うようにしています。実際気に入ったときはその後も食べますからね。
別途レビューを書こうと思って書けていないのですが、最近読んだてぃ先生の育児書にも似たようなことが書かれており、大人の自己満足で無理に食べさせるということはすべきでないなと再認識しました。
自分自身苦手な食べ物はあったけど大人になったら克服したし、何ならそれらを食べなくても大人になれたので、無理して好きになってもらわなくてもいいかなと今は思っています。
やっぱり一番大事なのは、食事の時間を楽しんでもらうこと、美味しいものを食べると幸せな気持ちになるということ、食べ物をいただくことに感謝をすることかな、なんて。
大好きなヨーグルトを食べなくなった日
ヨーグルト事件概要
ある日の朝、突如として「ヨーグルト事件」は勃発します。
あぽろんが、朝食に出したヨーグルトを掬ってじーっと観察していたのですが、当然垂れます。
お皿にポタポタ。テーブルにポタポタ。そして、お着替えしたばかりのズボンにもポタポタ。
それを見てつい、
とキツく言ってしまいました。
別にこのとき、イライラしてたりとかもないし、時間的にも余裕があったのに…私って本質的に器が狭いなぁと後々になって反省しました。
あぽろんは悲しそうに、
と言ってその場は終わったのですが、問題はその後起きました。
なんと、ヨーグルトを食べないのです。
と聞くと、
と言われてしまいました。
そこで初めて、私はとんでもないことを言ってしまったと反省したのでした。
謝りましたが、その日あぽろんが自分からヨーグルトを食べることはありませんでした。
私が掬ってあげたら食べましたが…
大好きなヨーグルトを食べたくなくなる程に傷つけてしまったと思うと、ものすごく申し訳なくなりました。
考察
これまでだったら、あぽろんはそこまで気にしてなかったように思います。
しかし、2歳になってますます成長して、
- ヨーグルトをこぼすとママが嫌がるから食べないでおこうと気を使った
- ヨーグルトをこぼさずに食べられるはずなのに失敗したら嫌だというプライドがでてきた
- すぐに気持ちを切り替えられなくてしばらく引きずった
- ちょっと意地になってみた
ヨーグルト1つでここまで色んなことを考えるようになったのではないかなと。
あぽろんはいつまでも赤ちゃんなわけじゃなくて、しっかりと着実に自分の意思を持った一人の人間になりつつあることを実感しました。
変わらなきゃいけないのは、私の方でした。
後日談
翌日のことです。
と聞いたら、
との返事…。
と、なんとか言ってもらえたので運んできたら、まるでこちらを試すように、一口目をこぼしました。
わざとっぽく見えたけど確証なく、本当は意図的にこぼすのはダメだよと言いたいけどぐっとこらえて、
と拭き取りました。
そしたら安心したのか、そこからはこぼさずに食べ切りました!
しかも、
やっぱり本当は食べたかったんでしょうね。
こぼしたくない一心で我慢していたと思うと胸が痛みますが、この痛みを忘れずにいようと思います。
その後もずっとヨーグルトは食べていますが、こぼしていません。
相変わらずスプーンからたらすのを観察していますが、必ずヨーグルトの器の上でやっています。
何も言ってないけど、あぽろんなりに学んだんでしょうね。
失敗から学んで次に活かす。子どもも大人も同じだなぁと思いました。
終わりに
子どもが食べ物を食べないという事象には、当然のように理由があるなと認識し直しました。
- お腹が空いていない
- 味や食感が嫌い
- 食べたことないから不安
- 上手に食べられないと怒られるから食べたくない
他にももっとたくさん私の気づいていない理由があると思います。
その全てを理解する必要はないと思いますが、ちょっとした工夫でまた食べられるようになるのであれば、美味しいものに気づけるのであれば、食事の時間が楽しくなるのであれば、できる限りのサポートをしてあげたいなと思っています。
それではまた!